みなまさ、こんにちは♬
テツヤです。
今日は先週に引き続き、ちょっと真面目なテニスのお話。
先週のブログ
で「PLAY+STAY」の有用性について書かせて頂きました。
その中で「球出し練習」についても触れました。
先週の記事では
『球出し練習は自分の課題をピンポイントで見出せる上級者向けの高度な練習方法』
という内容がありました。
今週は、その辺りについての補足&深掘りをしてみたいと思います。
【球出し練習は不要?】
ではまず・・・
「球出し練習」は不要か?
と言う話。
結論から言いますと、そんな事はありません。
「球出し練習」は有効な練習方法です。
例えば、錦織選手がマイケル・チャンコーチを招いて、
地道な球出し練習を取り入れて結果を出したのは有名な話ですね。
しかし「球出し練習」は先週の記事でも書いたように
、選手がしっかりと自分の課題を意識して受ける事が非常に大切で、
その課題は選手によって様々です。
当然その場にいる複数の選手全員にベストマッチな「球出し練習」をすることは極めて困難です。
ですから「球出し練習」の優先度が下がってしまうのは致し方のないことです。
しかもTC大井ファミリー選手クラスでは、
コート1面に選手4名という非常に贅沢な環境でのレッスンが実現出来ており、
対人のラリーやマッチを中心に練習が出来ています。
そのような中で、限られたレッスン時間を
「球出し練習」に費やしてしまうのは効率的ではないのです。
【実はTC大井ファミリーでも「球出し練習」は取り入れてます】
さて、前段でグループレッスンでは、
どうしても「球出し練習」の優先順位が下がってしまうといお話でしたが、
実はTC大井ファミリーでも「球出し練習」は取り入れております。
なぜか?
それは・・・
「球出し練習」には「球出し練習」ならではのメリット
があるからです。
【具体的に「球出し練習」のメリットとは?】
①トレーニングとして・・・
・球出しのボールを追わせることによって、
地味なトレーニングよりも選手を飽きさせず、
楽しくトレーニングが出来る。
・選手が自分で決める限界の一歩先まで追い込んであげる事が出来る。
②実際のラリーではあり得ない状況を作れる・・・
・例)しっかり踏み込んで打つ感覚を体感するため、
選手の後方から球出ししたボールを打つ。
・例)通常の返球ではあり得ないタイミングで球を出し、
打球後の身体の切り返し(腰きり)等を体感させる。
・例)近距離(ネットを挟んだサービスライン)からの
サーブの球出しでスピードサーブに慣れさせる。
等など、他にも色々とありますが、反復練習・フォーム固めよりは、
トレーニング目的や意識改革のための体験をさせる事が大切だと考えています。
【では「球出し練習」で反復練習は?】
はい。ここです。
反復練習・・・当然とても大切です。
私も学生の頃は、本当に沢山の球出し練習をしました。
毎日10カゴ程度は打っていたので・・・約1200球くらいでしょうか?
ただ、これは通常の部活の練習や、
フリー練習、ランニング等をやった上での話です。
球出しだけでは1200球やっても試合では勝てません。
※ちなみに試合で勝つためならば、毎日10kmなり走った方が近道だと思います。
それでも、自分の課題をピンポイントで潰す「球出し練習」は
十二分に有用で、絶対にやった方が良いです。
ひとつずつ自分の弱点を減らして行くことは確実に試合での勝利に近づきます。
【フリー練習で「球出し練習」を取り入れよう】
TC大井ファミリー選手クラスでは朝練用にコートを無料開放しています。
他にもプレーヤー会員(月額2000円)で、
レッスン以外の時間でコート使い放題のシステムもあります。
そういった時間を使って、各自が自分なりの課題を持った選手が、
お互いに球を出し合って欲しいと思います。
(実はやっている選手には、コーチもこっそり協力してたりします。)
コーチは球出しのメニュー・練習方法についての相談にも当然対応します。
【まとめ】
今日は「球出し練習」ついて思うところを
思うままに書いてみました。
テニスがオープンスキルのスポーツで対人競技である以上、
グループレッスンでの優先度が
「PLAY+STAY」>「球出し練習」
なのは間違いありません。
※だからI.T.F推奨のプログラムな訳です。
ですが、ライバル達に勝っていくためには、各選手が自分の課題を正しく認識し、
能動的に努力をすることは不可欠です。
そのための練習方法として「球出し練習」非常に有効な方法ですので、
積極的に取り入れて欲しいと思います。
TC大井ファミリーのコーチは
目標達成のために努力する選手への協力を惜しみません。
戦術、練習方法、目標設定etc、いつでもご相談ください。
では本日はこの辺で・・・m(__)m
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